天皇ご一家、長崎の原爆ホームに

恵の丘長崎原爆ホームを訪れ、入所者と懇談される天皇、皇后両陛下と愛子さま=13日午前、長崎市

 長崎県に滞在中の天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは13日、長崎市の「恵の丘長崎原爆ホーム」で、入所する高齢の被爆者と懇談された。

 80~90代の被爆者が出席し、ご一家はいすに座る女性の前で腰をかがめ、施設での暮らしなどについて話を聞いた。天皇陛下は「お体を大切に」といたわった。陛下は皇太子時代の2003年に訪れたことがあり、上皇ご夫妻も在位中に2度訪問した。

 懇談後、愛子さまは先に帰京する予定。両陛下は国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席するため、佐世保市に移動する。14日に開会式が開かれる。

最新記事
飛鳥・藤原、イコモス調査
パプア軍に装備品供与、初適用へ
ハルウララとの別れ惜しむ
原爆調査の研究者しのぶ
トランスジェンダー「伝染する」