能登地震起こした活断層か

研究チームが水中ドローンで撮影した石川県輪島市沖の海底。白線の部分に段差があった=7月(富山大提供)

 富山大と金沢大の研究チームは28日、能登半島地震の震源域である石川県輪島市沖の海底で、地震を引き起こした活断層の動きの痕跡とみられる計約5mの段差を水中カメラで撮影したと発表した。これまで周辺では、地震後にできたとみられる1m未満の段差が見つかっているが、今回は規模が大きく、チームは活断層そのものである可能性もあるとみている。

 チームの立石良・富山大准教授(地質学)は「海底活断層の位置は全て分かっているわけではない。周辺の地形変化を調べ活断層の動きを復元し、未知の活断層の発見に役立てたい」とした。

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