プロ野球阪神タイガースが2年ぶりにリーグ優勝した場合の経済効果は、約1084億円に上るとの試算を関西大の宮本勝浩名誉教授が28日、明らかにした。このうち関西地域は約976億円で大半を占めた。全国の経済効果は05年以降の優勝チームで最大になるという。
経済効果は球場を訪れた観客の交通費や入場料に加え、祝杯を挙げるファンの飲食費、百貨店の祝賀セールから算出した。他にも関連企業の売り上げ増なども合わせた。
23年を上回る理由について、物価高に加え「藤川球児新監督の体制や若手選手の活躍により新鮮味が増した」ことも要因に挙げた。