【ミュンヘン共同】欧州自動車工業会が28日発表した7月の欧州連合(EU)各国の乗用車新車登録台数は、前年同月比7・4%増の91万4680台だった。中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が新たに統計に加わり、前年同月比で約3・1倍の9698台と躍進ぶりが明らかになった。
米EV大手テスラはイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治姿勢に反発する不買運動で42・4%減の6600台と不振が続いた。
日本勢は明暗が分かれた。トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」を含めて3・8%減の7万5602台。スズキは6・9%減の1万2069台、マツダは17・2%減の7952台だった。日産自動車は6・6%増の1万4435台と堅調だった。三菱自動車は5・3%増、ホンダは15・5%増だった。
全体に占める比率はハイブリッド車(HV)が34・2%で最も高かった。EVは15・6%だった。