関西電力が福井県内にある美浜、大飯、高浜の3原発で計画している乾式貯蔵施設の使用済み核燃料を巡り、遅くとも2035年末にこれらの施設から県外の中間貯蔵施設へ搬出を開始する方針を決めたことが27日、関係者への取材で分かった。関電は29日、県や県議会に説明する予定。
搬出先となる中間貯蔵施設の立地場所は、中国電力が建設に向けて調査している山口県上関町が有力とみられるが、関係者によると、29日の説明で具体的な場所は示されない見通し。また、青森県で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場の審査状況についても説明があるとみられる。