岐阜市は27日、市中心部で、特定条件下なら運転手なしで走行できる「レベル4」の自動運転バスの実証実験を本年度中に始めると発表した。JR岐阜駅や市役所などを結ぶ予定で、交通量が多い中心市街地では全国初という。
レベル4実現のため、カメラ13台やセンサー5台を搭載し、自動で路上駐車の回避や車線変更できる車両を新たに1台導入する。全国で問題となっている運転手不足解消にもつながると見込む。市は今後、許認可などの手続きを進める。
市は2023年11月から運転操作の一部をシステムが担う「レベル2」の自動運転バスの定期運行を開始。これまでに想定を上回る7万5千人以上が乗車したという。