内閣府は26日、富士山で大規模噴火が発生した場合の降灰などの被害状況のイメージを伝えるCG動画を公開したと発表した。国は毎年8月26日を「火山防災の日」としており、内閣府のホームページなどで公開。担当者は「大規模噴火へ備えるきっかけにしてほしい」と呼びかける。
動画は約10分間で、1707年に起きた「宝永噴火」規模の噴火を想定。富士山から約60キロ離れた相模原市付近では噴火後間もなく直径2ミリ以下の「砂浜の砂」のような灰が降り、2日後には約20センチ積もる様子を紹介した。約100キロ離れた東京都新宿区付近では直径0・5ミリ以下の灰が降り、2日後には5センチ以上の厚さになるとした。