米大統領、対ロシア制裁に再言及

「トランプはすべてにおいて正しかった」と書かれた帽子をかぶるトランプ大統領=22日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、和平合意に向けた進展があるかどうか「2週間」で判断した上で、ロシアに対し「大規模な制裁か関税、その両方を実施するかどうかを決める」と述べた。対ロ制裁強化に再び言及し、ウクライナとの首脳会談実施に否定的なロシアに応じるよう圧力をかけた。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「今後2週間でわれわれがどちらの道に行くか分かる」と指摘した。「何もせず『これはあなた方の戦いだ』と告げるかもしれない」と語り、和平仲介から手を引く可能性も示唆した。

 ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領について「私は彼らに会談するよう伝えた。もししないなら、誰の責任か見極める」と述べた。

 トランプ氏は7月、ロシアが停戦合意に応じなければ、追加関税をかけ、ロシア産原油を購入する第三国への「2次制裁」を科すと表明。8月上旬を発動期限としていたが、プーチン氏が同15日のアラスカ州での米ロ首脳会談に応じ、うやむやになった経緯がある。

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