鳥取県、万博で「砂外交」

大阪・関西万博で「サンド・アライアンス(砂同盟)」に加盟した国・地域のパビリオン代表者ら=7月、大阪市此花区の夢洲(鳥取県提供)

 砂丘で知られる鳥取県は、大阪・関西万博で砂漠や砂浜が有名な国・地域のパビリオンと「サンド・アライアンス(砂同盟)」を結び、交流を広げている。県も砂丘を再現した展示を設け、知名度向上や万博の盛り上げを狙う。同盟に加わる七つの国や地域との「砂外交」を展開中だ。

 鳥取県は、近畿を中心とした9府県が特産品や名所を紹介する「関西パビリオン」で砂丘の砂を敷き詰めた展示を行う。交流サイト(SNS)などで、砂漠を再現したヨルダン館の展示と似ていると話題になった。

 これに目をつけた鳥取県が、砂に関連するパビリオン同士の連携を提案した。映画「スター・ウォーズ」のロケ地で「赤い砂」が有名な砂漠があるヨルダンを皮切りに、サハラ砂漠で知られるアルジェリアやモーリタニアなども加わった。平井伸治県知事は「砂で“すながる(つながる)”ことができた」と喜ぶ。

 砂同盟の加盟国パビリオンにあるスタンプ3種を集めると記念品がもらえる「砂ンプラリー」も7月に始まった。用意した千枚の台紙はすぐに終わり、8月上旬時点で計5千枚超の台紙がはける人気だ。

最新記事
指定河川洪水予報=札幌開発建設部 札幌管区気象台 共同発表
震度=気象庁発表(23日16時9分) :地震
証券子会社、株主対応支援を強化
催涙スプレーまいたとみられる男逮捕
永平寺修行僧、女子高生へのわいせつで処分