不十分な金具取り付けを見逃す

 JR東海は21日、東海道新幹線の最新型車両「N700S」から床下の機器を保護する重さ約8・5キロのカバー1枚が落下したトラブルは、金具が適切に取り付けられておらず、確認でも見逃したためと明らかにした。車両に固定する金具が開いた状態になっていた。

 JR東海によると、大阪府摂津市の車両基地での点検で、作業員が本来検査するはずだったものとは別のカバーを開きロックを忘れ、点検に当たった作業員も不備に気づかなかったとみられる。

 カバーの落下は13日午前0時過ぎ、東京都品川区の大井車両基地で営業終了後の点検で発覚。掛川―静岡間の線路脇でカバーが見つかった。

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