全国で農作物の盗難が頻発している。警察庁が2023年に認知した被害は2154件、検挙は1005件に上った。JAあいち豊田(愛知県豊田市)は地域を巻き込んで防犯パトロールを行うほか、防犯カメラやドローンを活用して盗難防止に取り組んでいる。
農水省によると、モモやブドウ、キャベツやハクサイが多い。収穫用コンテナや脚立が使われないよう片付けたり、地域で情報共有したりするよう呼びかけている。
JAあいち豊田は22年、全国初の試みとして、自律巡回ドローンを使い実証実験を行った。今年7月、ナシ畑の道路に面した5カ所に防犯カメラを設置。スマートフォンを使って畑をリアルタイムで監視できるようになった。