農作物の盗難頻発、地域で防犯

ナシ畑に防犯カメラを設置するJAの職員ら=7月、愛知県豊田市

 全国で農作物の盗難が頻発している。警察庁が2023年に認知した被害は2154件、検挙は1005件に上った。JAあいち豊田(愛知県豊田市)は地域を巻き込んで防犯パトロールを行うほか、防犯カメラやドローンを活用して盗難防止に取り組んでいる。

 農水省によると、モモやブドウ、キャベツやハクサイが多い。収穫用コンテナや脚立が使われないよう片付けたり、地域で情報共有したりするよう呼びかけている。

 JAあいち豊田は22年、全国初の試みとして、自律巡回ドローンを使い実証実験を行った。今年7月、ナシ畑の道路に面した5カ所に防犯カメラを設置。スマートフォンを使って畑をリアルタイムで監視できるようになった。

最新記事
震度=気象庁発表(19日5時2分) :地震
為替相場 19日(日本時間5時)
93歳男性死亡、殺人で捜査
大阪の教員らが平和本出版
犠牲の消防士「愛されキャラ」