ドイツ、少女像移設拒否を批判

韓国系市民団体「コリア協議会」などが開いた集会で、少女像の周囲に立つ人々=14日、ベルリン(共同)

 【ベルリン共同】ドイツ・ベルリン市ミッテ区のレムリンガー区長は15日、韓国系市民団体「コリア協議会」が区の公有地にある従軍慰安婦の被害を象徴する少女像の移設を拒否したことを「理解できない」と批判した。移設に応じない場合「規則を厳格に適用する」と警告した。具体的措置には触れなかった。

 区長の声明によると、コリア協議会は13日付書簡で移設拒否を伝えてきた。区長は、代替地として提案した約100メートル離れた私有地が「現在の場所と遜色なく、芸術的価値や政治的意義も維持されたはずだ」と言及。「移転と整備の費用は区が負担する予定だった。非常に残念だ」とした。

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