長野県の須坂市動物園は15日、飼育していた雌のベンガルトラ「未桜」が12日に死んだと発表した。国内最高齢の20歳で、死因は老衰。人間に例えると100歳近いという。
園によると、未桜は2005年に山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドで生まれ、08年に須坂市動物園へ。今年の冬に体調を崩し、食欲不振が続いていた。
担当者は「活発な性格だった。長年いてくれたので寂しい」と話した。園は15日からトラ舎寝室前に献花台を設置。園では未桜と同日に生まれたきょうだいで、同じく国内最高齢の雄「臥桜」が飼育されている。