NTTデータグループは13日、米グーグルと提携し、人間に代わって複雑な業務を行う人工知能(AI)のサービス「AIエージェント」を開発すると発表した。企業のAI導入が一段と拡大するとみて、業界ごとに特化したエージェントを50種類以上開発し、世界展開を目指す。
NTTデータグループとグーグルのクラウド部門が8月に提携契約を結んだ。データグループがITシステムの提供などを通じて蓄えた、製造業や金融といった業界別の業務ノウハウと、グーグルの生成AI「ジェミニ」などを組み合わせてエージェントの開発を進める。
グーグルが手がける企業向けのクラウドサービスとセットで販売する計画で、データグループは保守点検に当たる技術者ら数千人の専任担当者を置き、導入を支援する。