九州大雨、2人死亡確認

大雨で泥に漬かったカリフラワーの苗を移動させる農家の人たち=12日午前10時1分、熊本県八代市

 熊本県は12日、同県甲佐町で大雨による土砂崩れに巻き込まれた男性1人について、死亡が確認されたと明らかにした。県内では別に1人が心肺停止となっている。また福岡、熊本両県で計4人が行方不明になったとの情報があり、警察や消防が12日、捜索を続けた。住宅地や農地の浸水被害が甚大で、熊本県の木村敬知事は12日、激甚災害指定について「しっかり国に要望していきたい」と述べた。

 両県によると、福岡県福津市で氾濫した川に60代の男女2人が流されたとの通報があり、熊本市で2人が行方不明との通報も寄せられた。

 木村知事は12日午後、玉名市の被災地を視察。市役所で面会した蔵原隆浩市長から「家屋浸水の報告は90件以上あり、増えるだろう」と伝えられ「住宅の再建に力を入れたい」と応じた。

 鹿児島県姶良市では8日、大雨の影響で住宅が倒壊し、11日に住人の女性の死亡が確認されている。

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