自民党は12日、大敗した参院選の総括に向け、各都道府県連の青年局長らを対象にオンライン会議を開催し、意見を聴取した。公約に掲げた政策が不明瞭だったとの指摘や、交流サイト(SNS)での支持拡大策が急務だとの声が相次いだ。「敗北の結果責任のけじめをつけ、リセットして再出発すべきだ」として、党執行部を念頭に置いた辞任要求も上がった。
会議後、党本部で中曽根康隆青年局長が記者団に明らかにした。自民は8月最終週にも、参院選を総括した報告書をまとめる予定。石破茂首相(党総裁)の進退に影響する可能性がある。中曽根氏は「会議で出た意見を総括にしっかり反映したい」と述べた。