北朝鮮に拉致された市川修一さん=失踪当時(23)=と増元るみ子さん=同(24)=が鹿児島県日置市の海岸に出かけ、消息を絶ってから12日で47年となった。市川さんの兄健一さん(80)らが現場近くで2人の等身大パネルも設置し、チラシを配って情報提供を呼びかけた。
健一さんは「事件のことを忘れないでください」と通りかかった車の運転手に声をかけた。県警トップの岩瀬聡本部長も参加した。
2人は1978年8月12日、吹上浜に夕日を見に行くと言って外出し、消息不明になった。83年から情報提供を呼びかけており、今年で43回目となる。