EU、ガザでの記者殺害を非難

5月、記者会見するEUのカラス外交安全保障上級代表=ブリュッセル(ゲッティ=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は11日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで、中東の衛星テレビ、アルジャジーラのアナス・シャリフ記者らを殺害したことについて「EUは非難する」との声明を出した。

 カラス氏は、シャリフ氏らがイスラム組織ハマスの戦闘員だったとイスラエルが主張していることを「留意する」としつつも「明白な証拠を示すことが必要だ」と強調。報道機関を攻撃の標的としないよう求めた。

 イスラエルに対し、ガザへの食料や人道支援物資の搬入を大規模に認めるようカラス氏は要求。ハマスが拘束している人質の解放に向けた「最善の策は停戦だ」と訴えた。

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