小樽で津波避難の行政無線流れず

 ロシア・カムチャツカ半島付近で巨大地震が発生した7月30日、北海道小樽市が津波注意報の発表を受け、住民らに防災行政無線で避難を呼びかけようとしたが、職員が操作を誤ったため沿岸部など全38カ所のスピーカーで放送されなかったことが7日、市への取材で分かった。

 市災害対策室によると、小樽市では30日午前9時40分に津波注意報が発表された。日本語や英語など5カ国語で高い場所への避難を促す放送を流そうとしたが、職員が放送を無線に伝送する操作を忘れていたため、庁舎内でしか流れなかった。

 担当者は「命に直結する問題であり、操作を誤らないよう徹底したい」としている。

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