石破茂首相は6日の記者会見で、自民党内から退陣を求める声が強まっているとの質問に対し「自民は国民政党だ。北海道から九州・沖縄までの多くの党員、支持者によって成り立っている。多くの声に耳を傾けなければならない」と述べつつ、続投する考えを重ねて示した。5日には全国幹事長・政調会長会議を開いたと紹介したが、実際に出席したのは約8分間にとどまっていた。
5日の会議は党本部と各地をオンラインでつなぎ約2時間続いた。首相は冒頭であいさつした後、コメの安定供給に関する関係閣僚会議のため官邸に移動した。地方の出席者からは「首相はすぐに退席してしまった。意見を聞いてもらえると思ったのに残念だった」との不満も出ている。
首相は6日の会見で「公務の関係で全部を聞くことはできなかったが、報告は詳細に受けている」と説明した。