【ワシントン共同】米首都ワシントンにある日系米国人の記念碑前で5日、広島の原爆犠牲者を追悼する集いが開かれた。原爆投下時刻に当たる同午後7時15分(日本時間6日午前8時15分)、市民の有志約20人が黙とうをささげ、厳しい安全保障環境の下でも核軍縮の動きを後押ししていくことを改めて誓った。
ワシントン近郊で暮らす被爆2世の安部慶子さん(78)も参加。自身が生まれる前に広島で被爆した両親が大やけどを負い、泣きながら歩いた当時の様子を英語で説明すると、白人や中南米系など多様な参加者が真剣な表情で聞き入った。