JR上場4社の2025年4~6月期連結決算が5日出そろい、全社が前年同期比で増収となり、純利益も増益だった。東日本を除く3社は売上高が4~6月期として過去最高。インバウンド(訪日客)を含む乗客数が増加し、東海と西日本は4月に開幕した大阪・関西万博による需要増も好業績に寄与した。
売上高は東日本が4・2%増の7153億円。東海は9・9%増の4782億円、西日本が6・0%増で4270億円だった。九州は4月の運賃値上げも貢献し12・8%増の1175億円と大きく伸びた。
各社とも鉄道利用が増えたことで、駅の店舗や周辺のホテルの売り上げも伸びた。