人の生活圏のクマ駆除「理解を」

浅尾慶一郎環境相

 北海道福島町で男性を襲ったヒグマが駆除されたことを巡り、北海道庁などに抗議が相次いでいることについて、浅尾慶一郎環境相は5日の閣議後記者会見で、人の生活圏に繰り返し出没するクマを放置することは被害拡大を招くとし「時にはクマを捕殺しなければならないことをご理解いただきたい」と述べた。

 環境省によると、道と福島町は計200件以上の抗議の電話などに対応したという。

 浅尾氏は「過度な苦情は、職員数が限られる中で対応する自治体の活動を制限し、ハンターの活動を萎縮させる」と指摘し「節度ある行動をお願いしたい」と呼びかけた。

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