京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺で4日、僧侶になるための儀式「得度式」が開かれた。夏休み中の小学生らが全国から集まり、大人に交じってお坊さんの仲間入り。同派では、浄土真宗の宗祖親鸞が得度した年齢の伝承にちなみ、満9歳から男女とも僧侶になれる。
この日は、参加者96人のうち40人が9歳。午前8時半ごろ、白い装束に身を包んだ小学生らは数珠を手に、緊張と期待の入り交じった表情で式に向かった。
儀式では、大谷暢裕門首から頭にかみそりを当ててもらう「剃刀の儀」を経て、僧侶が身に着ける「墨袈裟」と法名を与えられた。
式は年間通じて行われており、8月にある2回は子どもの参加が多いという。