【ニューヨーク共同】米巨大IT5社の2025年4~6月期決算が7月31日出そろった。生成AIの需要増を追い風にいずれも増収増益となった。
アップルは純利益が前年同期比9%増の234億3400万ドル(約3兆5千億円)だった。主力のiPhoneの売上高は13%増の445億8200万ドル。自社開発した生成AIを搭載した新型機種の販売が寄与した。苦戦していた中国市場でも販売が持ち直した。
アマゾン・コムの純利益は35%増の181億6400万ドル。クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス」が好調で、生成AI関連の法人向け需要が収益を押し上げた。
マイクロソフトは純利益が24%増の272億3300万ドルだった。クラウド基盤「アジュール」などAI関連サービスの収益が伸びた。
グーグルの持ち株会社アルファベットの純利益は19%増の281億9600万ドル。検索広告や「ユーチューブ」の広告収入が増加した。
メタの純利益は36%増の183億3700万ドルだった。AIによる広告配信の効率化が奏功した。