栃木県日光市の日光二荒山神社で「男体山登拝大祭」(登拝祭)が始まったのに伴い、1日午前0時に男体山(2486メートル)の夜間登山が解禁された。参加者のうち約500人が山頂に到達し、日の出の方角に手を合わせた。夜間登山は2日と3日も実施される。
最初に到着した日光山輪王寺安養院の住職畠山慈朋さん(48)は、通常約4時間かかる道のりを1時間45分で登り切った。「神仏に助けられ、自力以上に頑張れた。地震や津波で大変な世の中が少しでも良くなればと思い拝んだ」と語った。
東京都杉並区のパート永沢光一さん(75)は、日本百名山制覇を目指す妻と登頂した。