日鉄、USスチールの取締役任命

USスチールのロゴ

 日本製鉄は31日、完全子会社化した米鉄鋼大手USスチールで、米国籍の独立取締役3人を任命したと発表した。USスチールの取締役会を構成する7人のうち4人が米国籍となった。米政府と結んだ国家安全保障協定で、取締役の過半数を米国籍とすることで合意していた。

 3人は、元米太平洋軍司令官と米防衛大手ロッキード・マーチンの元最高経営責任者(CEO)、米国家安全保障電気通信諮問委員会の元委員。いずれも対米外国投資委員会(CFIUS)の承認を得た。USスチール会長を務める森高弘氏ら日鉄幹部3人も取締役となっている。

 日鉄は今年6月にUSスチールの株式を100%取得し、完全子会社化した。

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