【ストックホルム共同】欧州連合(EU)欧州委員会は29日、米国と合意した貿易交渉の概要を公表し、米国から輸入する工業製品への関税を撤廃する方針を示した。自動車の関税率は現行の10%からゼロになる。自動車関税が高いと批判するトランプ米大統領の要求に応えた形だ。
欧州委によると、自動車の関税率は10%から2・5%に引き下げた上で、将来撤廃する計画だ。米国は工業製品の関税撤廃について「米国製品が欧州市場で勝利する大きな機会を生み出し、米国経済の成長を促す」と歓迎した。