【ナイロビ共同】コンゴ(旧ザイール)東部のイトゥリ州で27日、武装集団がカトリック教会を襲撃し、住民ら少なくとも34人が死亡した。AP通信が報じた。コンゴ東部では鉱物や民族を巡る争いを背景に100前後の武装勢力が乱立し、治安悪化に歯止めがかかっていない。
襲撃したのは過激派組織「イスラム国」(IS)と連携する「民主同盟軍」(ADF)とみられる。銃やなたで武装し、住宅や商店も攻撃した。
イトゥリ州に隣接する北キブ州では、1月から反政府勢力「3月23日運動(M23)」と政府軍の戦闘が激化。隣国ルワンダの支援を受けるM23が州都ゴマなどを実効支配している。