太平洋戦争中に進められた相模ダム(相模原市緑区)の建設工事に強制動員され、過酷な労働や事故などで犠牲となった朝鮮人や中国人を悼む「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会」が27日、市内のホールで開かれた。約350人が参列し「負の歴史を二度と繰り返さない」と決意した。
市民団体「相模湖・ダムの歴史を記録する会」などの実行委員会が主催し、47回目。本村賢太郎市長や中国大使館、南北朝鮮の在日団体などが追悼の辞を読んだ。
神奈川県や記録する会によると、相模ダムは1940年に着工。労働力不足を補うために朝鮮人や中国人捕虜が動員され、日本人学徒を含め83人が亡くなった。