陸上自衛隊饗庭野演習場(滋賀県)で2月、訓練で撃ったりゅう弾が行方不明となった事故に関し、陸自は26日、発射時に使用する火薬の量を誤ったことが原因とする調査結果を公表した。今後、懲戒処分を検討する。
陸自によると、訓練は中部方面特科連隊第3大隊(岡山県)が実施。火薬が詰まった「装薬」を砲身に入れる隊員が、装填を終えていないと勘違いして別の隊員に装薬を要求した。
その結果、本来は一つだけ使うはずの装薬が二つ入った状態で発射され、着弾予定地点を大きく越えた。