相模原45人殺傷、続く献花

知的障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者19人が殺害され26人が重軽傷を負った事件から9年となり、「鎮魂のモニュメント」に献花する遺族ら=26日午前、相模原市

 2016年に入所者ら45人が殺傷された相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、26日午後も当時の入所者や関係者らが花を手向けた。近くの公民館では「犠牲者をしのぶ会」が開かれ、主催した市民団体「共に生きる社会を考える会」の太田顕共同代表(82)は「忘れさせてはいけない。二度と起こさないため、今後も振り返りたい」と話した。

 園の献花台には多くの花や折り鶴などが並んだ。しのぶ会には、地域住民や福祉従事者など70人以上が参加した。事件前から園で働いている主任支援員の小林智さん(48)が講演した。

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