東京都調布市で2015年、小型プロペラ機が住宅街に墜落し、住民や機長ら8人が死傷した事故から10年を迎えた26日、離陸した調布飛行場を運営する都の幹部らが発生時刻に合わせて黙とうをささげ犠牲者を悼んだ。都の田中彰港湾局長は「風化させず、安全対策強化と業務精度の向上に努める」と述べた。
黙とうには、自家用機所有者団体の代表者らも含め計13人が参加。発生時刻の午前10時58分、飛行場内に設置された碑の前で静かに目を閉じた。
事故では男性機長=当時(36)=と同乗者男性=同(36)、住宅で巻き込まれた女性=同(34)=の計3人が死亡。小型機の3人と住宅の2人が重軽傷を負った。