モニターで傍聴機会の拡大求める

安倍氏銃撃事件公判の公開を巡り、記者会見するジャーナリストの江川紹子さん=25日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(44)の裁判員裁判に関し、ジャーナリスト江川紹子さんや弁護士らが共同代表を務める「司法情報公開研究会」は25日、傍聴機会の拡大を求める要望書を奈良地裁に提出。裁判員裁判は10月28日に始まる。

 要望書では、公判は国民の関心が高いとした上で「何が背景にあったのか国民全体で考える必要がある」と指摘。地裁内の別室にモニターを設置して審理を中継し、法廷に入れなかった人も傍聴できるようにする措置などを求めた。

 江川さんは都内で記者会見し「首相だった人が選挙演説中に殺害された前代未聞の事件。本人が何を語るかは知りたいことだ」と強調した。

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