主食持参の保育施設が29%

主食を持参させる公立保育施設がある自治体の割合

 ご飯などの主食を家庭から持参する公立保育施設がある自治体が、4月時点で少なくとも29・4%(416市町村)だったことが25日までに、民間企業の調査で分かった。調査した企業は共働き家庭の負担軽減などのため、施設で提供するよう求めている。

 子育て支援サービスを提供する「BABY JOB」(大阪市)が4~6月、公立保育施設がある全国1414市区町村に電話で聞き取るなどした。持参なしは55・9%、「分からない、各園判断」は14・7%。

 都道府県別では、持参ありと答えた自治体の割合は富山と佐賀が78・6%で高かった。福井、山形と続いた。同社は家庭の負担のほか、個別に管理する手間と衛生面でのリスクを挙げ、見直しを求めている。

 一方で香川は持参ありの自治体はゼロ。愛知、滋賀、大阪、和歌山もゼロだったが「分からない、各園判断」とした自治体が複数あった。

 こども家庭庁は「保護者の負担や衛生面に留意しながら、各自治体で適切に対応してほしい」としている。

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