見守り事業で安否確認怠る、茨城

 茨城県つくば市は25日、高齢者の見守りを目的に民間事業者に委託している弁当の宅配サービスで、配達時に利用者の応答がないにもかかわらず安否確認をしなかった事案があったと発表した。利用者は配達前に死亡していたとみられる。

 市によると、16日午後1時20分ごろ、配達員が市内の高齢者宅に弁当を届けたところ、インターホンの応答がなく5回かけた電話もつながらなかった。配達員が会社に報告する必要があるが、忘れていたという。同日夜に親族が高齢者宅を訪れ、死亡が判明した。16日午前に死亡したとみられ、死因は不明という。

 市はシニアライフクリエイトに業務委託し、茨城県土浦市の事業者が配達を担っていた。

最新記事
停戦合意にはカンボジアの誠意必要とタイ
ガザ物資配給へ「人道回廊」
九州南部と沖縄、大雨の恐れ
イスラエル軍、ガザで支援物資を空中投下
台風情報=気象庁(位置)