陸上自衛隊は25日、佐賀駐屯地(佐賀市)に今月配備した輸送機V22オスプレイの飛行訓練を、28日から始めると発表した。駐屯地周辺で基本の操縦訓練などを実施し、8月4日以降、長崎県の相浦駐屯地や、熊本県の高遊原分屯地に飛行する。
陸自によると訓練は平日が中心。年間290日程度運用し、1日平均およそ16回離着陸する。午後5~10時の夜間飛行は75日程度を見込む。騒音の生活への影響に加え、オスプレイは事故やトラブルが相次いでおり、安全性への懸念も根強い。
陸自は、V22の暫定配備先である木更津駐屯地(千葉県)からの全17機の移駐を、8月中旬までに終える予定。