【ロンドン共同】英BBC放送などは22日、「メタル界の帝王」と呼ばれる英ミュージシャン、オジー・オズボーンさんが同日、英国で死去したと報じた。76歳だった。2020年にパーキンソン病を患っていると公表していた。
BBCによると、家族が死去を公表した。「ヘビーメタルの祖」とも呼ばれていた。今月5日には出身地の英中部バーミンガムで、ボーカルを務めたロックバンド「ブラック・サバス」と「最後のコンサート」を開催したばかりだった。
1948年、英中部バーミンガム生まれ。70年にブラック・サバスのボーカルとしてデビューし、脱退後はソロなどで活動。94年に「アイ・ドント・ウォント・トゥ・チェンジ・ザ・ワールド」でグラミー賞を獲得するなど数々の賞を受賞した。
2000年代には、オズボーンさんと家族の日常生活を取り上げたテレビ番組が人気を集めた。06年にはブラック・サバスのメンバーとともにロックの殿堂入り。ステージ上でコウモリの首を食いちぎるなど物議を醸す行動でも話題となった。