6月に日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任した橋本聖子氏(60)は、6選を目指して自民党から比例代表で立候補。党派閥裏金事件に関係して、逆風下の選挙戦となった。当選確実が報じられ、札幌市の事務所に到着すると支援者らに拍手で迎えられたが、笑顔はなかった。
橋本氏は「大変厳しい状況だったが、自民党が招いたこと。真摯に受け止め、どのように立て直していくかが問われる選挙だった」と振り返った。万歳三唱はしなかった。
スピードスケートと自転車で五輪に計7度出場し、2021年の東京五輪・パラリンピックでは担当相を務めた。