参政党神谷代表が差別発言

街頭演説する参政党の神谷代表=17日、滋賀県米原市

 参政党の神谷宗幣代表は18日、三重県四日市市の参院選応援演説で、党の憲法構想案への批判として「あほうだ、ばかだ、チョンだとばかにされる」と述べた。朝鮮人を差別する発言で、直後に訂正した。他に攻撃的な表現も各地で繰り返した。

 「チョンだ」と発言した後に「今のはカットだ。ちょっとでも差別的なことを言うと、すぐ記事になる」と述べた。演説を続けた後、再び「さっきの差別的な発言は、ごめんなさい。訂正する」と語った。

 岐阜市では、党が掲げる外国人政策に抗議する人について「(私は)反日の日本人と戦っている」と主張。同時に「極左暴力集団だ。これを取り締まれない日本の法律がおかしい」と指摘した。

 浜松市では、LGBTなど性的少数者の理解増進法に関し「無理やり通された。あんなもん、ほとんど誰も望んでいない」と明言した。

 東京選挙区の公認候補、さや氏が安全保障を巡り「核武装が最も安上がり」と発言したことには、記者団に「党の公式見解では全くない」と弁明した。

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