36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火事件から6年となった18日、現場の第1スタジオ跡地(京都市伏見区)で追悼式が開かれた。遺族や八田英明社長、社員らが参列。遺族代表は追悼の言葉で「残した作品は、今も多くの人の心を動かしています。あなたたちが生きた意味が確かにあったのだと誇りに思います」としのんだ。
追悼式は非公開で、解体され、更地のままの第1スタジオ跡地にテントを設置して実施。「追悼」の文字を記した祭壇に、犠牲者と同じ数の36本のヒマワリを飾った。
追悼の言葉は、同社の代理人弁護士が明らかにした。遺族代表は「私たちの心の中で、ずっと生き続けていくでしょう」、社員は「皆さんからいただいた志を作品を通してつなげていきます。これからも見守っていてください」と悼んだ。
八田社長のあいさつ文も明らかにし「作品を制作する中で、いかに皆の力が大きかったかを思います」と仲間を惜しんだ。
同社は同日までにウェブサイトで、ファンらからの応援に感謝を伝えた。