財政再建へ祝日廃止を提案

記者会見で財政再建策について説明するフランスのバイル首相=15日、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスのバイル首相は15日、2026年予算案に438億ユーロ(約7兆5700億円)規模の財政再建策を盛り込むと発表した。経済活動の活性化を狙い二つの祝日の廃止を提案。秋の議会で審議されるが、野党から既に強い批判が上がっており、内閣不信任を求める声が強まる可能性もある。

 バイル氏は過剰な債務を「出口のない呪いだ」と指摘。年金支給額の据え置きや公務員の削減など歳出抑制策のほか、経済活性化策も盛り込んだ。廃止候補の祝日は、キリスト教の復活祭(イースター)翌日の月曜日と、5月8日の第2次大戦の戦勝記念日。実現には議会の承認が必要だ。

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