トド保全と被害軽減継続

 知床半島の海域管理について議論する専門家の「海域ワーキンググループ」の会合が15日、北海道斜里町で開かれた。環境省は、海域のトドによる漁業被害軽減とトドの個体数保全の両立を目指す方針が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で高く評価されたと説明、専門家らは管理の取り組みを継続することを確認した。

 17日に世界自然遺産登録20年を迎える知床を巡り、ユネスコはこれまで、漁業被害防止のために個体数を把握しないままトドが駆除されていると問題視。これを受け、政府はトド管理基本方針を改定し、ユネスコは9日(日本時間10日)に採択した決議案で「歓迎する」とした。

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