参院選「審判は厳粛に受け止め」

石破茂首相

 石破茂首相(自民党総裁)は30日夜のテレビ朝日番組で、参院選の勝敗ラインとした非改選を合わせた与党過半数を巡り、獲得議席が下回った場合の責任を問われ「有権者の審判を厳粛に受け止めるべきだということは、よく分かっている」と述べた。与党過半数には今回50議席が必要となり、首相は「自民、公明両党で力を合わせ全身全霊で臨む」と強調した。

 立憲民主党の野田佳彦代表は、首相の勝敗ラインに関し「相当に低い」と指摘。衆院で少数与党の中、参院でも与党を過半数割れに追い込めた際は「近い政策を持った政党と、しっかりと組んでいくという話は当然出てくるだろう」と語った。

 首相は選択的夫婦別姓制度の関連法案を今後採決するケースが生じれば、自民が党議拘束を外すかどうか問われると「一つの考え方だ」と発言した。野田氏は先の通常国会を振り返り「自民が考え方を示さなかったため、採決できなかった」と批判した。

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