人馬一体の妙技に歓声、京都

京都市左京区の下鴨神社で行われた「流鏑馬神事」=3日午後

 京都三大祭りの一つ「葵祭」の安全を祈り、疾走する馬に乗って豪快に的を射る「流鏑馬神事」が3日、京都市左京区の下鴨神社であった。新緑に包まれた境内で、人馬一体となった妙技に見物客から歓声が上がった。

 境内の「糺の森」には約400メートルにわたり100メートル間隔で的が並べられた。射手の装束により、約45センチまたは約55センチ四方の的が使われた。色鮮やかな伝統装束姿の射手20人が疾走する馬に乗り、次々と矢を放った。命中すると「タン」という鋭い音が響いた。

 流鏑馬神事は、葵祭の幕開けを告げる関連行事。葵祭当日は15日で、王朝絵巻さながらに練り歩く行列が見どころ。

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