石破茂首相は8日の自民党全国幹事長会議で、6月22日投開票の東京都議選と続く参院選について「何としても勝ち抜いていきたい」と決意を表明した。自民は先の衆院選で少数与党に転落しており、与党で過半数を握る参院での勢力維持が政権の最重要目標となる。ただ今国会では2025年度予算案成立に向けて野党への妥協を余儀なくされており、支持拡大に不安を抱えている。
森山裕幹事長は少数与党の現状を踏まえ「各党の意見に耳を傾け、幅広い理解をもらって予算を成立させることが比較第1党の責務だ」と強調した。参院選勝利に加え「衆院も常在戦場であると心しておかなければならない」と訴えた。