第45回大分国際車いすマラソン(15日・大分市)を前に、出場予定の選手たちの練習に一層熱がこもっている。グラウンドや歩道などでは競技用車いす(レーサー)に乗って汗を流す姿も。大会事務局は、道路で行き交う歩行者や車のドライバーを含めて交通安全の徹底を呼びかけている。
大分市の田ノ浦ビーチ周辺では、別大国道の歩道を中心に選手たちが走り込みをしている。事務局は万全な状態で大会に臨めるよう、11~14日に大分川河川敷、13、14日はジェイリーススタジアム(同市)も練習会場として確保している。
主に田ノ浦周辺で練習するプロ車いすランナー廣道純さん(52)=大分市=によると、通常は歩道を走るが、段差では減速が必要でパンクのリスクもあり、車道の端を走ることがあるという。レーサーの後ろに旗を立てるなど「車のドライバーが気付きやすいよう意識している」と話す。
県警によると、レーサーは通常の車いすに比べ高速走行が予定され、他の交通の妨げにならなければ例外的に車道を走れる。ただ、道幅の狭い区間は避けるなどの注意を促す。「ドライバーも追い越す際に間隔を保つなど、お互いに安全な通行を」と交通規制課。
9月には沖縄県うるま市で、大分大会の常連で北京パラリンピック銀メダリストの上与那原寛和さん(55)が県道で練習中に軽貨物車に追突され亡くなった。