別府市で2022年に大学生2人がひき逃げされた殺傷事件で、県警は30日、殺人などの疑いで行方を追っている八田與一(はったよいち)容疑者(30)の指名手配チラシを新たに作製し、公開した。同日朝から、県内のJR駅や商業施設計18カ所で配布する。
新たなチラシは、中央部分に八田容疑者の顔写真を大きく掲載している。事件を起こした22年に撮影されたもので、今回初めて公開した。これまでの手配写真より画質が鮮明で、容疑者の目や耳の特徴が分かりやすくなっている。
目撃した際のイメージをつかみやすいよう全身写真も掲載。金髪姿やサングラス姿の顔も載せている。
事件現場の別府市は留学生や外国人観光客も多いため、裏面には白黒の「英語版」を初めて入れた。「WANTED(指名手配された人)」の文字の下に、顔写真や事件内容を掲載している。
県警捜査1課によると、チラシ作製は11月の「指名手配被疑者捜査強化月間」の取り組みの一環。11月1日からは全国の都道府県警察が掲示する手配ポスターも刷新する。
同課の志賀雄一郎次席は「多くの情報を提供してもらえるよう、外国の方にも広く事件を知ってもらいたい」と話している。
事件は22年6月29日午後7時45分ごろ、別府市野口原の県道交差点で起きた。八田容疑者の白い軽乗用車が信号停止中のバイク2台に追突し2人が死傷した。八田容疑者は現場に車を残し、はだしで逃走。同市北浜の海沿いで足取りが途絶えた。
八田容疑者に関する情報提供は別府署(0977-21-2131)。