ムービーアワー「東京上空300メートル」 この国のあり方を問う

「東京上空300メートル」の一場面(Ⓒ2026 大墻敦・毎日新聞社)

 米軍基地と日本の関わりを、新聞社の調査報道を軸に描くドキュメンタリー。
 東京都上空を飛行する米軍ヘリ。国内法で「最低安全高度」と定められた地上300メートルを下回る高度で飛行、高層ビルの間をかけ抜ける。特例法により、日本の基準は適用されないが、日本の法を尊重するよう規定されているはずだった。
 飛行中の米軍機から部品などが落下する事故も多い。米軍は自らのものだと認めながらも落下を否定。飛行しないよう求めた地域住民に対して「嫌なら出て行け」という誹謗(ひぼう)中傷が寄せられる。
 米兵による犯罪にも言及する。「公務中」の犯罪は米国に第一次裁判権があるため、日本では不起訴になることが多い。
 理不尽ともいえる状況の根底にあるのは在日米軍の地位や権限などを定めた「日米地位協定」の存在があった。なぜ事態は改善しないのか。この国のあり方に大きな問いを投げかける。

 シネマ5で11月7日(土)~13日(金)の午前10時。12日は午後6時40分も上映。

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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