【竹田】竹田市玉来に猫が高齢者を癒やすデイサービス施設ができた。同市にUターン・移住した夫婦を中心に運営している。利用者が2匹の猫と触れ合い、笑顔が広がっている。
施設名は「ねこたまデイサービス」。ケアマネジャーとして働いてきた菅康子さん(49)が代表を務める。同市出身で30年以上サラリーマンだった夫の学さん(50)と大分市で暮らしていた。夫の両親が住む竹田市への移住を考えた際、介護サービスを提供する事業所の休止、廃止が続く同市に貢献しようと昨年、デイサービス施設の開設を思い立った。
夫婦そろって動物好き。両親が飼い猫から癒やされる様子を見て、セラピー効果に着目。宮崎県の施設を視察するなど準備を続け、今年8月、空き家をリフォームして“ねこたま”をオープンした。
2家庭が育てていた保護猫を1匹ずつ譲り受け、「たま」と「らい」と名付けた。今年5月に生まれた兄弟で「人に自分たちから近づく。これまでの飼い主が優しく育ててくれたことが分かる」と康子さん。
施設利用は要介護1~5に認定されている人が対象。午前9時からと午後1時10分からの部に分かれており、定員は各10人。約3時間、スタッフ4人と施設内で軽食を取ったり入浴したりして過ごす。商業施設で買い物を楽しむことも。
9月下旬の午前の部は3人が利用。2匹は猫用タワーを登り、人の足元をすり抜けて自由に動き回った。ソファでくつろぐ利用者の膝の上で気持ちよさそうに目を閉じる様子もみられた。利用した広瀬静子さん(88)=同市門田=は「人なつっこくて癒やされる」と話した。
康子さん、学さんは「利用者がもっと居たいと思うきっかけをつくってくれている。中学生や地域の方が訪れることもある。地域に開かれた施設にしたい」と話した。
問い合わせは同施設(0974-70-5592)。